このサイトにたどり着いた方なら、公務員として就職したものの、こんな職場に一生勤めたくはない、と思うことってありますよね?
かといって、「では次の年度末にこんな職場とはオサラバだ!」なんて言えるかといえば、そう簡単なことではありません。公務員はなんといっても安定・厚遇職場ですし、他の仕事をしようとしてもツブシがきかないですから。よほど若い人ならともかくね、、、。
なので、公務員職場で一生働く気はない!と思っても、多くの人は当面我慢の日々を過ごしながら、一日でも早くお金を貯めてFIREを目指すぞ!と決意したりするんですよね。
とはいってもその決意、どこまで本気でしょうか。FIREの道は長く険しいため、決意は容易に揺らいでしまい、そんな努力をしなくても安定厚遇で勤め上げられる公務員職場に結局ゆるゆると、ずぶずぶとドップリ漬かってしまう可能性もあります。
あなたが本気でFIREを実現したいのか、そうでないのか。その本気度を判定するリトマス紙となりうるものが、実はあります。それは、あなたが職場の人(入庁同期や先輩後輩を含めた同僚)とどれほど仲睦まじく公務員ライフを送るかどうかということです。
あなたが公務員職場に長居をする気はなく、最短距離でFIREを目指す固い決意を持っているのなら、「公務員は仮の姿」であるはずですから、まったりと公務員ライフを満喫しようとする同期や同僚とは、おそらく話が合わないでしょう。ならば周囲の人と必要以上に仲良くならないのが自然です。なのに、不用意に仲良くなりすぎると、FIREの実現への阻害要因になりかねないということは、しっかりと理解しておいてほしいのです。
もちろん、周囲と距離を置くと言っても、仕事に支障をきたさないよう、最小限のコミュニケーションをとることは必要です。あくまで程度の問題であることは理解してください。
それでは、周囲と仲良くなりすぎると、FIREの実現にどんな障害となるのか、その理由を説明していきましょう。
周囲と必要以上に仲良くすべきでない理由① 貴重なランチ時間を奪われる
あくまで一般論ですが、FIRE志望者ならば、昼休み(昼食)はなるべく勤務場所から離れたところでの一人飯が望ましいです。株式投資している人なら周囲の目を気にせず株価動向のチェックや売買注文などに時間を充てたいですし、株式投資に限らず、本屋などに行って情報収集するのもよいでしょう。お金だけでなく、時間も無駄なく使うのがFIRE求道者なのです。
ところが、入庁同期や同じ部署の同僚と仲良くなると、昼食を一緒に食べようという話になることはよくありますよね。もちろん、週1回くらいならば付き合いとして許容範囲ですが、毎日行くようになると、貴重な時間が奪われてしまうのです。 当然、株式投資は合法的な副業ではありますが、周囲には株式投資をやっていることは知られないほうがいいというのが当サイトの考えです(下記リンク参照)。当然ながら、同行者がいると集中できないため、一人飯以外のときは、取引画面を出さないことをお勧めします。
公務員が合法的な副業を行う場合、職場でそのことを言っていいのか、それともなるべく言わないでおくべきなのか。ある意味、永遠の疑問かもしれません。 そもそも、隠れてコソコソやるという発想自体、やましいことがあるのではないかと疑われかねないので、変に隠さず公言し堂々と行えばいいという意見には、確かに一定の説得力があります。 しかし当サイトでは、それに猛然と異を唱え、内密にすべきという意見を強く推していきます。 なぜでしょうか。その理由は、本来言わなくてい
周囲と必要以上に仲良くすべきでない理由② 付き合いで平日夜や休日の時間とお金を奪われる
FIREを目指すためには余分な出費を減らさなければいけませんが、仲良くなってしまうと平日夜の飲み会に誘われたり、休日にも一緒に遊びに出かけるようになったりします。これって、確かに楽しいのかもしれませんが出費が増えますし、時間も取られます。FIREに向けて投資を成功させるためには、平日夜も休日もある程度、投資の研究や、合法的な副業の準備などに時間を当てるべきということを考えると、結構なマイナスなんですよね。
周囲と必要以上に仲良くすべきでない理由③ プライベートを尋ねられる機会が増える
職場で職員同士がよい人間関係を築き、充実したコミュニケーションが図れてこそ仕事も円滑に進む、という考え方があります。そのためには雑談が必要であるとか、お互いのこと(プライバシーを含む)についてある程度自己開示し、知っておいた方がいいとか言われるのです。
一般論として、その意見自体はとても真っ当で、異論はありません。ただ、それって、一生同じ職場で働き続けるという価値観を分かち合う人同士でなら、そのとおりなのですが、FIREを目指す人って、「この職場の働き方は自分に合わない」「公務員は仮の姿です」「実は投資が一番大事なので職場の付き合いは最小限に」って思ってたりするわけですよね。
そういう人が、飲み会とか食事会とかに参加し、酒が入って皆が本音トークになる場に居るのは、(本音をしゃべれないだけに)けっこう辛くないですかね?
仲良くなると、自然とそういう場に誘われる機会が増えてしまうので、そういう意味でも、頻繁に誘われることのないように周囲の人との距離感には気を付けたほうがいいと思いますね。
飲み会やら何やらを断る方法はあるのか?
以上、職場の人と仲良くなりすぎることによる問題をいくつか紹介してみました。
そういえば、コロナ禍の一時期、もともと職場飲みが嫌い・苦手だった人たちから、職場飲みがなくなったことを歓迎する意見がSNSなどで頻繁に流れましたよね。最近は飲みも復活気味ですが、再会された飲み会への参加を断れる雰囲気はあるのでしょうか?
参加を断るには、上手い理由も必要かもしれません。ストレートに「飲み会嫌いなんで」と言えればいいのかもですが、飲みにケーションに誘う人も悪意があるわけじゃないので、直接的な断り方はあまりスマートではないかもです。かといって、体調が悪いんで、といい続けるわけにもいきませんから、ずっと使える理由が必要ですよね。お金がないという理由も、相手から奢ると言われたら断れなくなってしまいますし。
私なら「家族(交際相手)の体が弱くて、看病・家事のため飲み会とか参加してる暇ないんです」とか嘘も方便で使うかな。そういう説明をすれば、プライバシーに関する部分は周囲も踏み込んでこないでしょうしね。
平日の昼間、仕事に集中して残業を増やさない
職場の雑談が全く無用とは言いませんが、職場でPCに向かっているときは周囲が話しかけられないほど仕事に集中している雰囲気を醸し出すのも一つの手。こうしてなるべく残業せずにテキパキと仕事を終わらせ、家に帰るべきですね。その意味でも、職場の人と仲良くなりすぎないことは大事です。
もっとも、たくさん残業して年収を上げ、それを投資に回すのも、FIRE実現という意味では間違った行動ではありません。ただし、嫌いな本業に時間を割くのは、心身の健康という意味では、あまりお勧めしませんね。個人的経験からしても。