友人や先輩から、不動産投資を勧められたら、あなたはどうしますか。
さすがに、役所の同僚から勧められることはないと思うので、勧めてくる相手は、学生時代の友人や先輩から、あるいは社会人になってから職場の外で知り合った人から、ということになると思うのですが。
念のため申し上げますと、そもそも不動産投資といってもピンキリで、すべてがダメだというわけではありません。しかし、ダメなものが相当混じっていて、いいものを素人が見極めるのは難しいというのが現実です。特に、単純なワンルームマンション投資は、当たり外れが大きいんですよね。
知り合いが勧めてくる投資話は、良いとも悪いともいえる
で、友人が薦めてくるというシチュエーションを疑うべきなのか、むしろ信頼できるのか、ということについては、この記事の書きぶりが興味深いです。
仲の良い友人から「今度、ワンルームマンション投資の話を聞いてみない?」と誘われた。友人のことは信用しているものの、怪しいビジネスでないか心配…。 もし突然ワンルームマンション投資を紹介されたら、そんなふうに思うのも無理はないかもしれません。そこで今回は、「友人から紹介されたワンルームマンション投資は信用していいのか問題」について、検証していきたいと思います。
前半で
ワンルームマンション投資を勧める言葉はポジショントークとなりそうで、ちょっと信用できないのでは?とも思ってしまいます。自分の営業成績を上げたり、紹介料を得たりするために、言いくるめようとしているのでは?
と問題提起しておきつつも、
もし気心の知れた間柄であれば、友人も当然、人間関係がおかしくなるような高リスクのものを紹介しようとは思わないでしょう。相手にとってもいいものと考えるからこそ紹介しようとなるのが、普通ではないでしょうか
と、まとめています。このロジックを皆さんはどう思われるでしょうか。友人なら、相手のことを思って、本当に良い話しか持ってこないのでしょうか。
たとえば、学生時代の友人が生命保険会社に入って、重いノルマを抱え、親戚・友人などあらゆる知り合いに売り歩こうとして、親戚は付き合いで渋々入ってくれるけど、友人からは「営業に来ないで」と塩対応される話、普通に聞きますよね。
友人だから商材を売りに来ないのではなく、売りに来ることは十分あり得ます。
いや正確にいうと、営業(紹介)しに来る本人は、別に変なものを売りに来ているつもりはさらさらないのです。むしろ良いものを薦めているんだという気でいます。「どうしてこんなにいい話なのに乗らないのか?」って。
だから、望まないものを営業されて、断るほうからすると、むしろ始末に困ったりします。
私の断り方
で、私なら、このように断りますね。
君の話を聞いて、仮に投資したとしよう。投資が上手くいけばいいが、万一、君の説明通りにならず、損失を出してしまったときに、私は君のことをうそつきだと言って恨むことになる。そうすると、君との人間関係はダメになる。私はそれは嫌なので、申し訳ないがこの話には乗れない。
もし相手が、
この話に乗ってくれないなら、自分にとって君は、もう友達ではない
というようなことを言って来たら、この時点で相手との友人関係は終わりです。友人を失ったことは残念ですが、友人関係にほだされて納得できないものに投資し、損した上で結局友人関係も失うこと(ダブルの損失)に比べれば、損失が1つで済んで、まだよかったと考えるべきでしょう。