とある不動産クラウドファンディング「COZUCHI」は買いなのか。

先日行った資産運用EXPOで、とある不動産投資のサイトに入会した。その名も「COZUCHI」。打ち出の小槌から取った名前だろう。

具体的には、不動産投資のクラウドファンディングを行っているサイトで、会員になって、募集中の不動産投資プロジェクトに応募して、当選すれば、1万円以上の単位で投資案件に参加できるというつくり。

投資なので元本保証はないが、利回り8~10%とかの案件もある。しかも元本割れしたケースは今までないようだ。

ただ、このように利回りが良すぎる投資案件は、そんなうまい話はないはずだ、と考えて、つい「ポンジ・スキーム」、つまり新規顧客から集めた金を、最初からいる顧客への配当に回しているだけで、利益を上げる事業は実は全くやっていない詐欺事案の可能性はないのかと感じてしまうが、この会社はどうなのだろうか。

実は、我らが不動産Gメンの瀧島さんがCOZUCHI(会社名はLAETOLI)の社長と対談している動画がある。

利回りが高い理由については、この動画の中で説明されている。

他の人が手を出さない難しい物件(権利関係が複雑だとか。でも専門的なノウハウがあるから解きほぐして進められる)を扱っているので、安く仕入れて高利運用できる、という理屈らしい。これをリスキーと呼ぶかは、人それぞれだろう。

外資ファンドが経営不振の企業を安く買いたたいて、再生させて高く売る、というのと似ているかもしれない。手間はかかるから、その分利幅も出る。

ビックリするのは、投資募集中の案件への応募人気の凄さだ。数倍の応募申込があるため、なかなか当選できないらしい。そして、当選できないとポイントがたまっていき、ポイントがたまると当選しやすくなるという。

これは、(当たれば儲かるし、外れたときはお金を取られないため)「無料の宝くじ」とさえ呼ばれるIPO(新規公開株)を購入するためのブックビルディング応募で、当たりやすくなるポイント制を導入しているSBI証券と同じ構図ではないか(下記はアフィリエイトリンク)。

https://www.tcs-asp.net/alink?AC=C131898&LC=SBI99&SQ=0&isq=39

これだけ人気があって、元本割れしていないとなれば、COZUCHIも、まず大丈夫なように思えるのだが…。

とはいえ、投資に絶対はない。私もこれからCOZUCHIの投資案件に応募を開始してみるが、あなたもやってみるかどうかの判断は、ご自身が責任を負うしかない。

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