廃線間際に駆け付ける「乗り鉄」のように、閉館直前のホテルに泊まりに行く

先日、頻回利用していたホテルが営業を止めてしまう話をここで書いた。

先日は家族で最後の利用をしたのだが、どうしても閉館直前に利用したくなったので、贅沢ではあるが、家族には秘密で、平日に仕事を休み一人で最後の最後に宿泊利用した。

廃線直前のローカル線に鉄道マニアが駆け付けるのと同じで、もうなくなってしまう施設なのだから、カネも時間も糸目はつけない。

と書いてみたものの、実をいうと、ホテルに対してそんな感覚を持つことは今まで1度もなかった。にもかかわらず、このホテルは不思議と愛着がわき、コスパも周辺環境もよかったので、最後にもう1回利用する気になったのだ。

平日利用だったが、昨晩のディナーブッフェも大盛況、朝のブッフェも混雑しており、ビジネスユースは少ないだろうから、閉館を惜しむ近隣客が殺到していたのだと思う。こんなニュースも出てるくらいだし。

採算悪化によるものではなく、土地の権利関係によるものなので、本当に惜しまれる閉館だった。

とはいえ、最後の最後の宿泊代は、普段は使わない夕食ブッフェ(食べ放題)も付けた1泊2食2.5万円とバカにならない。最後だから良しとするし、年初からの株式投資が好調だから、財布の紐は緩んだ。

ありがたいことに、普段は土日しかやっていないカニの食べ放題が平日でも特別提供。そうじゃないかなと期待していったら、やはりそうだった。最後だものね。

この宿は、新聞朝刊無料提供サービスもやっていたのだが、今回はチェックイン時に何新聞にしますかと聞かれなかったので、部屋に入った後でフロントへ電話して「最後だからもうサービスなくなっちゃったんですか?」と問い合わせたところ、西富様はいつも○○新聞だったので、今回もそうだと思い聞きませんでした、とのこと。

これがヘビーユーザーへのおもてなし、ってやつかと、最後に心憎い体験をして終わることになった。

今回は株主優待利用ではないが、投資で稼いだ結果によるたまの贅沢というやつである。投資していてよかったと感じる今日この頃である。

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