実は、公務員の副業といっても、極めて広範な概念であり、ひとくちに語ることができないことはみなさんもお気づきでしょう。
副業の目的
まず、なぜ本業以外のことをしたいのかという、各人の副業の目的からして様々です。単純に、本業以外の何かをやってお金を稼ぎたいという場合もあれば、自分にできることをして他人から感謝されたい、あるいはやりがいを得たい、自己実現欲求を満たしたいなど、さまざまなものが考えられます。
しかも、目的はそのうちどれか1つに絞られるとも限りません。副業を視野に入れている多くの人は、優先順位や濃淡の違いはあっても、おそらく複数の目的が混ざっているのではないでしょうか?
副業の時間軸
次に、副業を行う時間軸という視点で見ると、本業はあくまで本業として続けるつもりで、副業はあくまで趣味の延長でお金が稼げるならやってみたいという場合もあれば、いずれ本業から卒業して副業で身を立てたいが、いきなり転職するのは難しいので、いわゆる「週末起業」方式で少しずつ準備をしながら、生計を立てられるようになるまで育てていきたいというケースもあるでしょう。
副業として取り組む内容
また、これが最大の違いといえますが、副業として取り組む内容が人によって異なります。大きな区分として、本業と関係するかしないかという違いがあります。
本業と関係するもの
本業で得た知見を活用した執筆・講演などです。
本業と関係しないもの
本業と関係ない趣味や、勤務時間外の自己啓発などにより自分で身に付けた知識や特技を活かすものです。当サイトが推す副業は基本的にこれが中心となります。さらに分類すると、次のようなものが該当します。
- 投資系(金融商品、不動産)
- 創作系(文章、イラスト、動画制作、写真撮影、アクセサリーなど、有形無形の作品を作る)
- 物流・広告系(アフィリエイト、ドロップシッピング、物品転売)
- 家業系(農業、商店、工場、寺院等)
- 実働系(モニター、司会、スポーツ指導など)
などが考えられます。このように、ひとくちに副業といっても、その中身は実に幅広く、人によって状況が大きく異なるのです。だから、副業はこうやればいいんだ、とすべての人に金太郎飴式の助言をすることができないのです。