
飲食店などで使える株主優待券が、自分のスマホに入れて使うような「電子化」がなされることで、ネットや金券ショップで転売できなくなった、と嘆く声は多い。
そもそも転売自体がスレスレの行為なんだから仕方がない、と言えばそうだが、優待を転売してお金に変えるのは企業側も織り込み済みのところがあり、それゆえに投資妙味という面があった。
また、転売した時に、オークションサイトでの平均転売価格は、その会社のサービスにどれだけ需要があるかによって変わってくる。
私が知っている某カラオケショップの割引券だと、おそらく額面の5~6割でしか売れない。
一方で、割引価格のほぼ9割で売れるというなんとも高品位な株主優待銘柄がある。
それは、物語コーポレーションだ。
「焼肉きんぐ」など、いくつものブランドの店舗で使える優待券3500円分がもらえたりする。それが3200円くらいで売れたりするのである。
しかも、前回まで、紙の冊子型の優待券だったのが、今回「電子化」された。といっても、一枚の紙のカード(読み取り式)になっただけなのである。スマホに搭載して、QR読み取り、というタイプの電子化ではない。当分は転売が可能な形式をあえて今回新たに取ったということで、当分は先行き安泰な気がするのである。